宝鐘マリン炎上まとめ|過去の騒動と批判理由を徹底解説

ホロライブ所属のトップVTuber・宝鐘マリンさんは、その軽快なトークと個性的なキャラで多くのファンを魅了し、YouTube登録者数は300万人を突破する圧倒的な人気を誇っています。
一方で、過去にはさまざまな発言や行動をきっかけに炎上騒動に発展したことも少なくありません。

BL同人誌朗読事件や、FNS歌謡祭での選曲トラブル、さらには飲酒配信中の泥酔・逆ギレ騒動まで――。

その多くは彼女の悪意によるものではなく、注目度の高さゆえに過剰に拡大されたケースや、文化的背景とのギャップから生まれた誤解に基づくものでした。

本記事では、「宝鐘マリン 炎上」という検索ワードで多くの人が気にしている過去の騒動を、ひとつひとつ時系列と背景を踏まえて整理し、なぜ彼女は燃えやすいのか、そしてそれでも支持され続ける理由についても掘り下げていきます。

一時の批判にとどまらず、今も多くのファンから愛される理由とは何か――。

この記事が、炎上の裏にある構造や本質を冷静に理解する手助けになれば幸いです。

Table of Contents

宝鐘マリンの炎上歴を徹底解説|過去に起きた代表的トラブルとは

ホロライブ所属の人気VTuber・宝鐘マリンは、その抜群のトーク力とユーモア、そして大胆なキャラクター性で300万人以上の登録者を持つトップ層の配信者です。

彼女の魅力は「船長」としての愛されキャラ、イラストや音楽など多彩な才能、さらには“中の人感”を出しながらも演者として振り切るプロ意識にあります。

しかし、その表現の自由さや、配信中に繰り広げられるギリギリのネタ、視聴者とのラフな掛け合いが、しばしば誤解や炎上の火種となってきたのも事実です。

とくに宝鐘マリンは、VTuberという枠を超えて広く認知されている存在であり、発言や行動の一部が“切り抜き”で拡散されたり、文脈を無視して引用された結果、意図しない炎上に発展するケースも少なくありません。

人気者であるがゆえに、発言の責任や影響力も大きく、彼女自身のキャラクター性と世間とのズレがギャップとして表面化する場面が増えているのです。

注目度の高いVTuberゆえに誤解もされやすい存在

引用:youtube

宝鐘マリンは、YouTubeやX(旧Twitter)上で常に注目される“ネットの最前線”にいる存在です。

登録者数300万人超という規模感は、一般的なタレントにも匹敵するレベルで、テレビ出演や広告展開も行うなど、単なるネット配信者の枠を超えています。

そのような中で、彼女は「自称かわいい」「甘えん坊キャラ」「赤ちゃん言葉」「過激な下ネタ」など、演出とパフォーマンスを意識したキャラを全力で演じています。

ファンにとっては“分かって楽しむネタ”であっても、文脈を知らない人から見れば「痛々しい」「おばさんっぽい」「声がキツい」などと受け取られることもあり、賛否が生まれやすい要素となっています。

また、彼女自身もそうした“誤解されがちな部分”を自覚しており、配信中に「どこがキツいのか説明してよ」と冗談交じりで返すなど、キャラとリアルの境界をあえて曖昧にするスタイルも見られます。

そのため、視聴者との間に愛着と違和感の両方が同居する、非常にユニークで複雑なポジションにあると言えるでしょう。

ホロライブ内だけで収まる騒動と、界隈を超えて広がる炎上の違い

引用:hololive

VTuberの炎上には大きく2つのパターンが存在します。

ひとつは、ファンやリスナーとの“内輪”で起きる軽度なトラブル

たとえばゲーム配信での過剰プレイ(ARK騒動)や、寝坊による遅刻(4時間遅刻事件)などは、基本的にホロライブファンの間で消費され、外部にまで波及することは少ない傾向にあります。

一方で、BL同人誌を扱った朗読炎上や、FNS歌謡祭での選曲に対する批判のように、ホロライブをよく知らない層にも見られる場面で問題が起きた場合は、まったく別の界隈から強い反発が寄せられます。

こうした炎上は、ファン文化に馴染みのない人たちが「不快」「軽率」と感じ、拡散・批判することで一気に火がつく傾向があります。

このように、配信の内外で異なる文脈を持つ人々が交差することで、誤解や対立が生じやすく、炎上の規模や質も大きく異なってくるのです。

特に宝鐘マリンのように人気が高く、話題性が先行しやすい配信者の場合、たとえ一部の言動でも大きな騒動に発展しやすい土壌が常に存在しています。

同人誌朗読で炎上|宝鐘マリンと作者の衝突

引用:

数ある炎上エピソードの中でも、とりわけ波紋を広げたのが2021年3月に起きた「同人誌朗読事件」です。

この騒動は、BL同人誌をめぐる文化的感受性と、VTuberとしての配信表現が真っ向から衝突したことで、ファン層の内外を巻き込んだ大規模炎上に発展しました。

当初は軽いドッキリ企画として始まった配信が、結果として「著作物の無断使用」「創作文化への軽視」「収益化との倫理的対立」といった、複数の要素を孕む論争へと発展したのです。

ここでは、その経緯や論点、対応の詳細を整理しながら、なぜこの一件がここまで大きく炎上したのかを検証していきます。

表面だけをなぞるのではなく、“商業コンテンツと創作文化の摩擦”という構造的な背景にも目を向け、より本質的な理解を深めていきましょう。

宝鐘マリン 炎上 作者が抗議した「創作物の無断使用」問題

事件のきっかけは、さくらみことのオフコラボ配信中に実施されたドッキリ企画でした。

冷蔵庫の中にBL同人誌を仕込むという演出により、宝鐘マリンが「冷えた同人誌」を発見し、配信中に笑いながらリアクションをとる場面が放送されました。

問題となったのは、この作品が明確に作者の許諾を得ていなかったこと。

その同人誌は裏表紙に書かれた一文を軽く読み上げられただけであったにもかかわらず、作品タイトルと内容の一部がネットに露出し、配信中にネタとして消費されたのです。

翌日、作者がX(旧Twitter)で「自作が無断で配信に使われ、笑いものにされた」と苦言を呈したことを皮切りに、「オモチャにされた」「創作文化を軽視している」といった批判が急速に広まりました。

配信でスパチャ収益が発生した点も批判対象に

引用:

本件では、内容の扱い方だけでなく、収益化の仕組みも炎上の一因となりました。

配信中にはスーパーチャット(投げ銭)が送られており、「他人の著作物をネタにして利益を得た」との指摘が相次ぎました。

実際には10時間を超える配信の中で、当該同人誌に言及したのはほんの数分。

読まれた内容も裏表紙の短い一文程度でしたが、“商業勢の無断使用”という構図に過敏に反応する人々の目には、十分に問題視される行動だったのです。

BL界隈の一部からは「笑いの文脈でBLを扱ったこと自体が不快」という反応もあり、単なる著作権の問題を超えて、表現ジャンル間の価値観の違いが炎上を加速させる要因となりました。

さくらみことのコラボが引き金に?構図を整理

引用:KAI-YOU

さくらみことの主導によるドッキリという形式、そしてBL同人誌という繊細な題材。

これらが重なったことで、ファン層のノリと、ジャンル外部の視聴者との間に温度差が生じました。

この温度差は、次第に「界隈間の衝突」という構図に発展。

もともとVTuber文化に好意的でなかった層、特にBL文化に対して深い敬意を持つ層が「理解なき消費」だと感じ、反発したのです。

これにより、「いつものネタ配信」が、“界隈外から燃やされる大規模炎上”へと変貌しました。

批判の的が演者2人にとどまらず、ホロライブ全体、ひいてはVTuber文化そのものにまで波及したのです。

謝罪・アーカイブ削除の対応とその後の反響

事態を重く見た宝鐘マリンとさくらみこは、それぞれ謝罪コメントと動画を公開

問題となったアーカイブは非公開化され、ホロライブ運営も火消しに動きました。

幸いにも、作品の作者が「これ以上の言及は望まない」と表明したことで、騒動は比較的早期に沈静化。

それでもなお、「何がアウトで、どこまでがセーフなのか」という議論は長く尾を引きました。

SNSでは「配信者が悪い」「作者が過敏すぎる」など賛否両論が飛び交い、同人文化と商業V文化の間に横たわる価値観の差があらためて浮き彫りとなりました。

この事件は、エンタメ業界における“リスペクト”の在り方を問い直すきっかけにもなったのです。

営利VTuberが無許可で扱ったことの根本的な問題

この炎上を引き起こした要因は単一ではなく、複数の問題が複雑に絡み合っていました。

とくに以下の4点は、視聴者や関係者から「看過できない」と受け止められた主な論点です。

問題点指摘された理由
著作物の無断使用作者の許諾なしに作品名や内容を公開したことで、著作権侵害とみなされた
創作文化への敬意不足ファン創作(同人誌)を「冷蔵庫で冷やす」「笑いものにする」といった扱いが問題視された
スパチャによる収益化他人の作品に触れる配信で投げ銭を受け取り「営利目的」と批判された
界隈間の文化衝突VTuberファンの“ノリ”が、BL創作側にとって不快な消費に映り、騒動が拡大した

これらの問題が単体で炎上を起こすほど致命的だったとは言い切れません。

しかし、それぞれが連鎖するように重なったことで、結果的に「無理解な商業利用」として強く非難される構図が出来上がってしまいました。

今回の炎上が大きな注目を集めた最大の理由は、宝鐘マリンが営利企業に所属する配信者であるにもかかわらず、許諾なしに他人の創作物を扱ったという点にあります。

個人の趣味レベルであれば見逃される行為であっても、広告収入やスパチャによって利益を得る立場である以上、その責任はより重く見られました。

そもそも、他人の著作物を配信で使用する必然性があったのかという根本的な疑問もあります。

ネタとしての即時性や話題性を優先した結果、リスク判断が甘くなっていた可能性は否めません。

また、テレビ番組や地上波メディアでは、使用許諾の取れない作品を公に扱うことは厳禁です。

ホロライブ所属のVTuberとして企業案件や地上波出演の実績がある立場でありながら、まるでニコ生時代のような“アングラ文化のノリ”を引きずったまま配信を行ったことに、多くの視聴者が違和感や軽率さを覚えたのも無理はありません。

配信者の個性や自由さが魅力の一部である一方で、公共性や倫理の観点が問われるフェーズに入ったVTuber業界において、本件は“線引き”の難しさをあらためて突きつけた出来事だったといえるでしょう。

マリオカート配信が物議に|池袋暴走事故と重なった不運なタイミング

2021年9月3日に配信された宝鐘マリンのマリオカート実況が、一部視聴者の間で「不謹慎ではないか」と物議を醸しました。

その原因は、配信中に披露された「78歳のおばあちゃんが運転する」というネタが、同日に報道された池袋暴走事故の判決ニュースと偶然にも重なってしまったことでした。

この日、テレビやネットでは2019年に発生した池袋の高齢者暴走事故に関する判決が大きく取り上げられ、高齢ドライバー問題が社会的関心を集めていたタイミングでした。

そんな中での「高齢者運転ネタ」は一部ユーザーの間で違和感や不快感を呼び、「この日にやるのは配慮が足りない」とのコメントが相次ぎました。

宝鐘マリン 炎上 過去の発言が社会問題と偶然重なったケース

宝鐘マリンが披露した「78歳のおばあちゃんが運転するマリオカート」というネタは、彼女が以前から時折見せていた“高齢キャラ”の延長線にあり、ファンの間では「マリン船長78歳」といった愛称で親しまれてきたものでもあります。

しかしこの日は、現実の事件とのタイミングがあまりに悪かった。

「被害者遺族の気持ちを考えろ」「事故を連想させる」といったコメントがYouTube上に投稿され、ネタの文脈が伝わらない層からも批判が寄せられる事態に。

社会的事件と配信内容の偶然の重なりが引き起こした小規模な炎上と言えるでしょう。

コメント削除対応で沈静化、謝罪はなし

宝鐘マリン本人は、この件について直接的な謝罪や釈明を行うことはありませんでした

ただし、問題となった配信のコメント欄には一部削除対応が行われており、運営または本人によって最小限の火消しが行われたと見られます。

騒動自体は比較的小規模で済み、一定期間を経て自然に話題は収束しましたが、VTuberという立場が注目されやすく、影響力が強い存在であることを再認識させられた一件でした。

何が問題視されたのか?無意識の“社会的不適切”に注意

この件で本質的に問われたのは、配信者の悪意ではなく、配信内容と社会情勢の「偶然の一致」にどう対処するかという問題でした。

ネット配信はリアルタイムで多くの人に届くぶん、配信者が知らぬ間に社会的な出来事と接点を持ってしまうリスクを孕んでいます。

実際、宝鐘マリンのネタには事故や判決への言及は一切なく、当人に不適切な意図があったとは考えにくいです。

しかし、影響力のある配信者である以上、意図がなくとも「不謹慎」と捉えられるリスクは常につきまといます。

今回のような出来事は、個々の発言内容だけでなく、社会的な文脈を踏まえた自己管理や配慮が必要とされる時代における“新しい炎上の形”を象徴していると言えるでしょう。

新宿の大型ビジョンでMV放映|過激すぎると批判も

2023年8月、宝鐘マリンのオリジナル曲「美少女無罪♡パイレーツ」のMVが、新宿駅前の大型ビジョンで放映され話題となりました。

ファンからは「すごい!ついに都会のど真ん中でマリン船長が流れた」と歓迎する声が多く上がった一方、VTuberを知らない層からの否定的な反応も目立ち、思わぬ形で議論を呼ぶことになりました。

特に、MV内に一瞬だけ登場する下着が見えるカットやセクシーなポーズが「公序良俗に反するのでは」との批判を呼び、X(旧Twitter)では「ネットのノリを現実でやると痛い」といった投稿が拡散。

「公共の場で流すには不適切」「子供も見るのに…」といった意見も相次ぎ、小規模ながら炎上未満のプチバズが発生しました。

公共空間での露出が引き起こした議論とは

引用:VTuberまとめ速報

問題視されたのは、動画の一部に見られる過激な演出や下ネタ要素。ファンからすれば“いつものマリン”という印象でも、VTuber文化に触れていない一般層にとっては唐突で強すぎる表現だったのです。

実際に問題となったシーンは1秒未満であり、全体的には明るいアニソン風の演出。

しかも深夜帯のような放映ではなく、駅前という人通りの多い時間帯で放映されていたことも、「文脈を知らない視聴者にとっての“違和感”を大きくした要因でした。

宝鐘マリン 炎上 過去の地上波露出とも共通する摩擦

今回のMV騒動は、「地上波や現実世界でVTuberコンテンツをどう扱うべきか」という課題を象徴しているとも言えます。

以前のFNS歌謡祭での選曲問題と同様、ネットに最適化されたノリや文脈が、公共の場では誤解や違和感として受け取られやすい傾向にあります。

批判の多くは「VTuberだから嫌だ」というよりも、「知らないキャラがいきなりセクシーなポーズを取っている」という受け手の戸惑いによるもので、文化的ギャップによる拒否反応が強かった印象です。

宝鐘マリン本人はノーリアクション、ファンからは擁護も

宝鐘マリン本人は、この件に対してSNS上で明確な反応を示しておらず、一貫してスルー対応を貫きました
これに対してファンの間では「いつものノリだし何も問題ない」「一部の声が過敏なだけ」と擁護する意見が目立ちました。

むしろXでは「逆にこの程度で文句言ってたらTV見れないだろ」「あれくらい全然マイルド」といった声も多く、“炎上”というよりは世間との温度差が炙り出された出来事だったとも言えます。

実際のSNS上の声|賛否が分かれたリアルな反応

MV放映後、X(旧Twitter)ではさまざまな立場からの声が投稿され、議論が広がりました。特に新宿という立地、MVに含まれるセクシャルな演出、それを見た非ファン層の反応などが焦点となりました。

まず、批判的な意見としては以下のような投稿が目立ちました。

  • 「ホロは好きだけど場所がなぁ…」「アキバなら良かったけど新宿はやりすぎ」
  • 「体が拒否するレベルで気持ち悪い」「正直きっしょい」「共感性羞恥やばい」
  • 「運営が一番ヤバい」「わざわざ燃えそうな場面選ぶ意味がわからない」
  • 「性的搾取って言われても反論できない内容」「このシーンはさすがにアウト」
  • 「ロリ声が公共の場で流れるのキツすぎる」「東京って本当に怖い場所だわ」

こうした批判の多くは、宝鐘マリン本人というよりも、「公共の場でそれを流す判断をした側」に向けられたものであり、ネットの文脈を持ち込むことへの戸惑いや拒否感が色濃く表れていました。

一方で、肯定的・擁護的な意見も少なくありませんでした。

  • 「あの程度で不適切って言ってたらTVのバラエティも見れないでしょ」
  • 「別にいいやろ、好きにさせとけや」「自分はオタクじゃないけど笑えた」
  • 「このキャラ知ってる人には普通の演出」「わざわざ燃やしに行ってるやつが問題」
  • 「性的って決めつける側の想像力の方が問題では?」「これは演出としてアリ」

肯定意見に共通していたのは、文脈を理解したうえでの受容であり、批判が過剰反応に見えるという視点や、「公共の多様性を認めるべきだ」という価値観も一部に見られました。

このように、MVの放映に対しては、文化の受容度・リテラシー・立場の違いによって意見が大きく割れました。
VTuber文化が拡大し“現実社会に顔を出す”ことで起きる摩擦が、如実に浮き彫りとなった象徴的な出来事といえるでしょう。

公共性とネット表現の“ズレ”が露呈した事例

今回の騒動は、宝鐘マリン個人の言動というよりも、VTuber文化全体が抱える“公共空間での見せ方”の課題を浮き彫りにしました。

配信やSNSで消費される「内輪ウケ」のノリや演出が、現実世界の不特定多数にどう映るのか。この境界線が曖昧になる中で、コンテンツが拡大すればするほど慎重な判断が求められるのは間違いありません。

ファンの支持を得ながら成長してきたVTuber文化が、これから先、“内輪と一般”の境界をどう越えていくか――それを象徴するようなトピックだったといえるでしょう。

FNS歌謡祭2024での選曲に賛否|一部で物議も全体は好意的

引用:

2024年12月、「FNS歌謡祭」に出演した宝鐘マリンが披露した楽曲「パイパイ仮面でどうかしらん?」は、VTuber文化の地上波進出という文脈で注目を集める一方、その内容と演出をめぐって一部で議論が巻き起こりました。

ただし、SNSの全体的な反応としては好意的な声が多く、放送当日はX(旧Twitter)で日本および世界トレンド1位を記録するなど、大きな反響を呼びました。

パイパイ仮面が地上波ゴールデンに登場し話題に

「パイパイ仮面でどうかしらん?」は、昭和歌謡テイストとユーモラスな表現を融合させた楽曲です。

ゴールデンタイムにおける地上波放送という背景もあって、VTuberファン層以外からも注目され、「これをテレビで流すのは攻めすぎ」といった声が一部で上がりました。

「お茶の間凍るかも」という懸念が一部で拡散

放送直後、「お茶の間が凍った」との反応がXで拡散されましたが、実際にはそうした投稿は一部にとどまり、炎上と呼べるほどの拡大には至りませんでした。

  • 「これV本人よりも運営がヤバい」
  • 「公共の場で流すにはちょっと刺激が強い」
  • 「性的搾取って言われても仕方ない演出だったかも」
  • 「昭和っぽいけど家族では見づらい空気になる」

これらの批判は主に「放送時間帯」や「放映する場所」に向けられており、演者である宝鐘マリンへの個人攻撃は比較的少数にとどまりました。

ライブ収録映像の演出に高評価|トレンド1位も獲得

今回の歌唱シーンは、生放送ではなく事前に行われたライブイベントでの映像を編集して放送されたものです。

この演出手法により「ライブの熱気が伝わった」「ファンの声援がリアルだった」といった称賛の声が多く見られました。

  • 「ライブ映像を使った判断は英断」
  • 「現場の熱量が画面越しにも伝わった」
  • 「Vファン以外にも届いた感がある」

その結果、「#FNSでパイパイ仮面」は放送当日、日本および世界のXトレンド1位に輝き、多くのファンが喜びの声を投稿。

「家族で見てて笑った」「マリンの昭和感がツボ」といったツイートも多数確認されました。

また、会場の観客が熱狂する様子を映像に収めたことは、“大勢に支持されている”という事実を視覚的に伝える有効な手段でもありました。

これは心理学で言う「社会的証明(Social Proof)」「バンドワゴン効果」の一形態であり、「多くの人が盛り上がっている=自分も楽しめるはずだ」と視聴者に納得感や共感をもたらす効果があります。

感情感染(Emotional Contagion)の観点からも、観客の喜びや興奮が画面越しに伝染し、視聴者の没入感を高める仕掛けとなっていました。

これにより初見の一般視聴者との温度差を減らすことができ「お茶の間凍る」という前評判を覆し、高評価を得ました。

文化の壁を越えた表現に、課題と可能性が同居

宝鐘マリンのキャラクターや表現手法はネット文化に根ざしたものであり、それを地上波の枠組みに持ち込んだことで、“視聴者の文化的な温度差”が可視化された形となりました。

とはいえ、多くの視聴者は「想像よりずっと良かった」「娘が踊っていた」とポジティブに受け止めており、「表舞台で活躍するV」が徐々に受容されつつある兆しとも言えるでしょう。

今後も地上波出演が増えると予想される中で、ファン層と一般層、双方への“橋渡し”となるような演出の工夫がより求められていくことになりそうです。

「宝鐘マリン きつい」と言われる理由|芸風が賛否を呼ぶ構造的背景

この章では、検索サジェストにも挙がる「宝鐘マリン きつい」というワードの背景に注目します。

これは明確な炎上事件ではないものの、キャラクター設定や芸風が原因で賛否が分かれるという点で、宝鐘マリンの“炎上しやすさ”を語る上で欠かせない要素です。

内輪で盛り上がるキャラ芸と、外部層の違和感のギャップ

マリンは「17歳」「お姫様」「可愛いと言え」といったぶっ飛んだキャラを自称する芸風で知られ、ファンの間ではネタとして楽しまれています。

YouTubeでは、視聴者が「キツい」と突っ込み、マリンが「どこがキツいの?説明してよ」と返すやり取りが一種の様式美として成立しています。

しかし、その芸風は文脈を知らない新規層や外部層にとっては強烈すぎることもあり、「おばさんっぽい声」「萌え声が無理」といった反応も。

萌え声や赤ちゃん言葉、過剰な甘え表現は、ファンには刺さっても、外部層には“拒否反応”を呼びやすい両刃の剣となっています。

パフォーマンス力が高いからこそ賛否を呼ぶ「プロ芸」

マリン自身もその反応を自覚しており、配信内で自ら「正気に戻るとキツい」「おばさんの声がする」とセルフツッコミを交えながら演じ分けています。

“あえて痛いキャラを演じる”スタイルは、視聴者のリテラシーを問う高度な芸でもある一方、コンテキストを失うと誤解されやすく、炎上のリスクも内包しているのです。

ファンと外部層の「見え方」の違いが炎上を生む

Yahoo!知恵袋でも、地上波出演時に「パイパイ仮面」のような楽曲を披露したことについて、「気持ち悪い」「変態っぽい」と感じた視聴者と、「昭和のユーモアで面白かった」と肯定する声が真っ二つに分かれていました。

これは、江頭2:50の芸風が一部に強烈なファンを持つ一方で、初見では「やりすぎ」と捉えられる構造に似ています。

宝鐘マリンの芸風は、強烈な個性が“刺さる人には刺さる”反面、炎上の火種にもなりやすい、非常にデリケートなバランスの上に成り立っていると言えるでしょう。

このようなスタイルは、あくまで「わかっているファン」との間に築かれた信頼関係のうえに成立する芸風であり、視聴者側もある種“そういうもの”として楽しむ土壌ができていることが前提です。

ただし、これを知らない初見にとっては強烈すぎることもあり、炎上リスクや嫌悪感を招きやすいという側面も否定できません。

言うなれば、絶叫マシンのようなコンテンツに近い構造です。

安全バーや整備体制が整っているからこそスリルを楽しめるわけで、それらの説明がないままいきなり乗せられたら、多くの人が戸惑い、不安や嫌悪感を抱いても不思議ではありません。

好きな人にはたまらなく刺さる一方、苦手な人には耐えがたい──。

その両極端な反応こそが、宝鐘マリンの“きつい”と言われる芸風の本質であり、彼女が賛否両論を呼びやすい構造的な背景でもあるのです。

飲酒配信で泥酔・逆ギレし炎上

引用:

宝鐘マリンが配信中にシャンパンを飲みすぎて寝落ち、さらにリスナーへの逆ギレ発言を連発したことで、SNSやYouTubeコメント欄などで大きな物議を醸しました。

これは2020年8月の「ヤケ酒パーティー2020」配信中に起こった出来事で、彼女の配信人生においても屈指の問題回とされています。

問題の本質は、泥酔により配信中に意識を失ってしまったことだけでなく、戻ってきた後にリスナーの心配に対し「他のホロメンにSOSを出すのはやめて」と逆ギレ気味に応答した点にあります。

こうした対応に対して、視聴者からは「自己管理ができていない」「感謝ではなく逆ギレはおかしい」といった批判が殺到し、「飲酒炎上」として定着する騒動へと発展しました。

「ヤケ酒パーティー2020」配信の概要

2020年8月に配信された「ヤケ酒パーティー2020」は、宝鐘マリンがシャンパンを開けて飲みながらトークを展開する晩酌配信でした。

配信の冒頭では軽快なテンションでリスナーとやり取りしていたものの、次第に酔いが回り、途中でトイレに行ったまま10分以上無言で離席。その間チャット欄では「大丈夫?」「まさか寝た?」といった心配の声が飛び交いました。

そしてようやく戻ってきたマリンは、「トイレで寝てた」「昔の女に怒られた時の話を思い出した」などと語りながら、酔いの抜けない様子で配信を続行。

最終的に「寝ちゃってすみません」と謝罪はするものの、その後リスナーへの不満を爆発させる形で火種が広がっていきました。

「他のホロメンにSOSを出すな」発言が決定打に

離席中、心配した一部のファンが「他のホロライブメンバー(ホロメン)」に「宝鐘マリンが倒れてるかも」と連絡したことが、逆ギレの発端となりました。

マリンは「ホロメンと一緒に住んでるわけでもないのに連絡されても困る」「ホロメンの配信の空気が壊れる」と不快感を示し、「勝手に他人に心配を連鎖させるな」と断じたのです

この言動に対して、「リスナーの善意を踏みにじっている」「寝落ちしておいて被害者ヅラは酷い」といった批判が集中。中には「心配してくれた人を“気持ち悪い”とまで言ったのは致命的」とする声もあり、VTuberとしての姿勢が問われる炎上となりました。

配信後の謝罪と反省はあったが…

配信終盤、マリンは「寝落ちした私が悪い」「逆ギレしてすみませんでした」と一応の謝罪を行い、リスナーの名前を読み上げながら和やかな空気に戻ろうと努力していました。

しかし一度ついた印象は消えず、「あれは完全にアウト」「酒に飲まれて失態を晒した」として長く語り草になっていきました。

また、この事件をきっかけに「ホロライブは飲酒配信にもっと厳しくした方がいいのでは」「マネージャーが管理すべき」といった運営側への問題提起も増え、ホロライブ全体のコンプライアンス議論にも影響を与える結果となりました。

飲酒は自己責任、でも配信者にはそれ以上の責任がある

「ヤケ酒パーティー2020」での一連の騒動は、配信者としての責任感とリスナーとの信頼関係の重要性を浮き彫りにしました。

酔って寝落ちするのは人間として仕方ない部分もありますが、その後の対応や言葉遣いこそが問題の本質です。

この事件は、宝鐘マリンにとって大きな反省材料であると同時に、「VTuberも公人である」という認識を広めた象徴的な炎上でした。

宝鐘マリン 炎上 まとめ|批判も超えて支持され続ける理由とは

引用:youtube

宝鐘マリンは、ホロライブに所属するトップVTuberとして、その抜群の話術とユーモアで300万人以上のファンを獲得してきました。

しかしその一方で、数々の炎上騒動に見舞われてきた人物でもあります。

代表的な例を挙げれば、「BL同人誌朗読事件」では無断使用とスパチャ収益化が批判を呼び、「マリオカート配信」では不運なタイミングとネタが社会的事件と重なり小炎上に発展。

「美少女無罪♡パイレーツ」のMVが新宿のビジョンで放映された際には、公共空間での過激表現が賛否を生みました。

さらに、FNS歌謡祭での「パイパイ仮面」披露では地上波の限界に挑戦し、「飲酒配信での泥酔・逆ギレ」ではリスナーへの対応を巡って大きな物議を醸しました。

いずれも一部の視聴者や外部層との文化的・倫理的な摩擦が背景にあります。

ただし、これらの炎上はいずれも悪意に基づいたものではなく、「高すぎる注目度」「内輪ネタの外部拡散」「演出の過激さ」といった要素が複雑に絡み合って拡大したケースがほとんどです。

つまり、問題の本質は宝鐘マリンの表現手法と、受け手のリテラシーや文化的背景とのズレにあるのです。

それでも彼女が愛され続ける理由は明快です。

失敗に対しては謝罪や反省を示し、ファンとの信頼関係を大切にしながら進化を続けているからです。

また、「分かったうえで楽しむ」という前提がファン層には共有されており、演者とリスナーの間に独自の文脈が存在していることも大きな要因です。

VTuberという職業がより公的な立場へと移行しつつある今、宝鐘マリンの事例は“燃えやすさ”の危うさと、それを乗り越える誠実さの両方を示しています。

これらの炎上を通して、彼女の姿勢や配信者としての責任感がどのように問われ、どう受け止められてきたかを理解することは、今後のVTuber文化全体を考える上でも示唆に富んでいると言えるでしょう。

宝鐘マリンの中の人はみかりん!年齢・顔バレ・結婚の真相を徹底解説

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